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2021年12月31日金曜日

トルコ10年債が過去最高の24.9%に!「国債の金利の仕組み」

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トルコ戦士の皆様


本日、年末クローズですね。

いよいよ2021年が終わるわけですが

トルコリラ売りは終わりそうもありません。

この理由ですが

一つ、来週発表されるトルコリラ消費者物価指数が

30%を超える可能性があることの警戒

もう一つは

エルドアンの奇策が、いろんな裏目が出始めていることです。

この奇策は金利を上げない代わりに、トルコリラ預金の損失を補填するというものですが

これによって、銀行預金が上がるという本末転倒な事態が起きたことを先日お知らせしたばかりですが

今度は、トルコ国債の利回りが急伸し、過去最大となったそうです。

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国債の金利とかよく分からんという方のために

大雑把に軽くレクチャーさせていただきます。

国債の金利の仕組み


国債というのは、トルコ当局が、財源確保のために発行する債権のことですが

この利回りというのはトルコ当局が決めます。

その金利がどうして上がるかというと…

例えば額面100万円の国債を金利10%で発行した場合
これを100万円購入し、1年キープした場合、10万円の利息を貰えます。

しかし、今のエルドアンが率いるトルコが発行する国債とか
いつデフォルトになるか分かりません。

となると
額面100万円(金利10%)で発行された国債を100万円で売り出していても…
こんなもん誰が買うかとなるわけですね。

となると…
この発行された国債は、どうなるかというと…

逆オークションみたいな感じになって

額面100万円(金利10%)で発行された国債を
売れないから、じゃあ、90万で買いませんかと
なるわけです。

で、今、トルコ国債が29.4%になっているわけですから
仮に国債(額面100万円 金利10%)売り出していた場合

この国債(額面100万円 金利10%)の価格が34万円に下落している
ことになります。


34万円の国債で1年に10万円金利が付くわけですから
10万円÷34万円=0.294
→金利29.4%
となりますね。

関連記事

来年、トルコ中銀大幅利上げ


結局、今回のエルドアンの奇策は

金利を上げないために、行ったものですが

逆に、金利が上がるという

完全に、本末転倒状態になっているようです。

こういう状況になっていますので

おそらく、来年前半に大幅利上げを強いられるだろうと

市場は考えているようです。

ただ、またエルドアンがわけの分からん策を打ち出してきそうですので

選挙に期待するしかなさそうですね。

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1 件のコメント:

たつじぃ さんのコメント...

エルドアン大統領が打ち出した、貯蓄保証はあくまでも、移住者がトルコリラ建てで貯金をした場合に限り為替差で損をした分を補填するという。

誰得なん?っていう奇策です。

そもそもトルコに住んでいる人には恩恵が全くないです。

それどころか、財政不安が加速するので、海外投資家も避けるわけですから国債の人気も低下し、高金利になるわけです。

そんなのは、分かり切っていたとは思いますが、エルドアン大統領には逆らえないんでしょうね。まぁ自分はポジションチェンジで11円で売りでトルコリラ円でのポジを構築できたので、いいお年玉になりそうですが。