消費者物価指数(CPI)とは
一般消費者が以下の状況で同じ量の同じ品を買い物した場合で考えてみます。
2016年1月
A(軽油2㍑・食品1㌔)5000円+B(洋服1枚・雑貨1個)5000円
合計10000円
2016年2月
A(軽油2㍑・食品1㌔)6000円+B(洋服1枚・雑貨1個)5000円
合計11000円
1年前の2015年1月
A(軽油2㍑・食品1㌔)4000円+B(洋服1枚・雑貨1個)5000円
合計9000円
A、Bを同じ量、同じ品である場合 ABの合計金額は
2016年1月から2016年2月にかけて1000円値上がりしたことになります。
割合で示すと1000円は10000円の10%ということになります。
この10%が消費者物価指数(CPI)の前月比という数字です。
それからABの合計金額を
2016年1月と前年2015年1月で比較すると1000円値下がりしていることになります。
割合で示すと-1000円なので-10%となります。
この-10%が消費者物価指数(CPI)の前年比という数字です。
ここで、詳しく見ると、A(軽油2㍑・食品1㌔)の数字のみが変化していることがわかると思います。
このエネルギーや食品の季節等で変動が大きいもの除いて、Bの数字のみで計算した指数を
消費者物価指数(コア)といいます。
そうすると消費者物価指数(コア)はB(洋服1枚・雑貨1個)の値段は2016年2月も2015年1月も5000円で変化していなので指数0%だとお分かりだと思います。
トルコリラへの影響
通常は消費者物価指数(CPI)が上がるほど、物価が上がり通貨の価値が下がる国はそのバランスを取るため金利を上げる対策を取る必要が生じます。
そして高金利なると、通貨を買う人が増え結果通貨高になることになります。
ですがトルコの場合は、この消費者物価指数(CPI)が高いのは良くないです。
現在、トルコは中銀の目標5%の大きく上回っています。
コア指数においては9%を超えています。
高くなるとトルコリラ通貨の価値が下がり、インフレが進んでいると判断される訳です。
戦士の皆様、今後はこの消費者物価指数を注視していきましょう。
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