それでは、まず世界に100人しかトレーダーがいないとして考えたいと思います。
※今回は100人固定で考えます。(これ以上増えないし減らない)
ある日、市場でトルコ円が20円になりました。
トルコ円が20円とか安すぎじゃんということで・・・
世界のトレーダー100人のうち90人が20円でそれぞれ1枚ずつ買いました。これで90枚の買いポジが発生します。
残りの10人トレーダーは、もしかするとまだ下がるんじゃねーということでそれぞれ1枚ずつ売りました。これで10枚の売りポジが発生します。
ここでまず理解してほしいのは・・・
買いポジを持つということは、いつか売らないといけないということです(決済で売る人になります)
売りポジを持つということは、いつか買わないといけないということです(決済で買う人になります)
ここでカンのいい方はもう説明しなくてもご理解できると思います。
要するに買いが多いということは決済による売りが多いということな訳ですね
言い換えると「買いが多い」というのは「買った人が多い」ということになります。
「これから買う人が多い」のと「買った人が多い」のとでは全然意味が違います。
意味を説明します。
ポケモンGOプラスで例えると・・・
「これから買う人が多い」状況では初回出荷分はすぐ売り切れ、欲しい人が買えずに値がどんどん上がりました。
しかし、無限に欲しい人が現れる訳ではありません。
だんだんと「欲しい人」が減り「買った人」が増えると、ポケモンGOプラスは売れなくなります。
するとポケモンGOプラスを仕入れとして「買った人」は値を下げて売るしかありません。
これで意味がご理解できた思います。
それでは具体的に説明します。
まず世界のトレーダー100人のうち90人(90枚)買い・・
10人(10枚)売りの状況を売買動向グラフで表すと
現在のトルコ円のくりっく365売買動向と同じような割合になることがお分かりだと思います。
であるとき、買いポジ90名の中の1人Aさんが急きょ円が必要になりました。
円が必要ということはトルコ円を売らなければなりませんね。
そこで、トルコ円を21円で売ろうとしますが・・・
残りの89名の方は20円で持っているので、これ以上買いませんということになりました。
(ポケモンGOプラスでいうと「欲しい人」が減り「買った人」が増えた状況ですね)
売りポジを持っている方は20円以下で買わないと損する訳ですから、21円なんかで買うわけがありません。
要するに21円では誰も買わないわけです。
しかしAさんは円が必要なので、トルコ円を売らないといけない・・・
(ポケモンGOプラスでいうと仕入れとして「買った人」は値を下げて売るしかない状況ですね)
仕方ないから損してでも売ることになります。
損切りで市場に19円で提示します。
それで初めて19円なら買ってやるよと売りポジを持つ1人が買い、19円で売買が成立する訳ですね。
ここで19円での売買が成立するというとは、市場でのトルコ円の価格が20円から19円に下がる訳です。
つまり買いポジ持っている方すべてのトルコ円が19円になるという訳ですね。
19円になると、中にはハイレバとかでロスカットする方も出たりします。
するとまた売りが増えます。
買う人(売りポジを持つ人)が少ないので更に下がります。
これが理屈です。
つまり、いつか決済して円に戻さないといけない以上・・・・
円に戻さないといけない人が出る可能性が買いポジの中から現れる可能性のほうが・・・
売りポジの人の中から現れより高い訳ですね。
買いポジの人が圧倒的に多いわけですから。
ここで大事なのは円に戻す理由の中に・・・
損切りやロスカットも含まれるということです。
つまりロスカットされる方が売りポジより買いポジの方が多い訳ですね。
世界のハゲタカプレイヤーはより多くのロスカットを狩ろうとします。
もうお分かりですね。
トルコ円は圧倒的に買いポジが多い訳ですから、買いポジのロスカットを狙う方がハゲタカにとってより簡単な訳です。
これが、買いポジが多いと下げる可能性が高い理由です。
これでわかる方は理解できたと思われます。
追伸、戦士の皆様
今回、書いていて、なんだか説明が下手だなと自分自身思いました。
この理屈もう少し分かりやく説明できる方がおられましたら是非、大王にご教示くだしさい。
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