トルコ戦士の皆様
週末にトルコ中銀幹部を解雇するというバッドニュースが流れたわけですが…
→エルドアン大統領トルコ中銀にトドメ!幹部9人を解雇
それでもトルコリラへの影響は限定的で…
底堅く推移し19.2円台をキープし週末をクローズしています。
このバッドニュースの裏に…
トルコ経済にとって、ナイスなニュースが流れていました。
エルドアン大統領、シリア難民帰国指示
先日、アメリカと合意したシリアの安全地帯に…
なんとエルドアン大統領が約70万シリア難民の帰還を計画し…
早くも一部の難民に帰還指示を出したそうです。
現在、トルコにはシリア難民約400万人に受け入れています。
このことはトルコ経済にとっては、あまり良くないわけです。
なぜか…
難民を保護するということは…
彼らに食事を与え…
そして住むところを提供するということです。
それを…
400万人分ですから…
とてつもないコストが生じるわけです。
これに加え、難民が安い賃金で働くため…
トルコ人の賃金が下がった上、難民に職を奪われ…
失業率が増えるというトルコ経済にとって痛手となっており…
トルコ国民の不満を高めていました。
※メキシコなどは…
こういう状況を避けたいため…
現在、なんとしても安全な第三国に成ることを回避しようとしています。
→新たな問題浮上!メキシコが「安全な第三国」になる可能性
シリア安全地帯設置の実現にむけて
ただ、シリアの安全地帯設置については…
まだ範囲設定などでアメリカと揉めている部分があるようで…
設置が完全に決定していません。
またシリア・アサド政権も設置を認めていないので…
この辺りもロシアと絡んで一悶着起きる懸念があります。
やはり、シリア難民の帰還がきちんと遂行されるためには…
安全地帯設置が正式に決定することが大きな条件となりそうですね。
しかし、エルドアン大統領は凄いですね。
アメリカにシリア攻撃をチラつかせ…
安全地帯設置を引き出した訳ですから…
→策士エルドアン!シリア攻撃をチラつかせ米の譲歩を引き出す
難民帰還が実現すると…
経済に追い風となり…
トルコ国内で再び彼の人気が上昇しそうですね。
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