先ほど発表されたトルコ指標の結果です。
16:00トルコ4月製造業PMI
前回52.6
結果50.4
16:00トルコ4月消費者物価指数前年比
前回+16.19％
予想+17.30％
結果+17.14％
16:00トルコ4月生産者物価指数前年比
前回+31.20％
予想+33.10％
結果+35.17％
注目のインフレ率ですが…
消費者側のインフレは予想よりは低いのですが、前回より高くなっています。
生産者側のは前回、予想よりも大きく上昇している結果となりました。
カブジュオール総裁は4月のインフレがピークとなると述べていましたが…
約3ヶ月後の消費者物価指数に反映される生産者側（仕入れ側）のインフレが前回よりも大きく上昇していますので…
この状況だと、4月がピークだと思えないですね。
この生産者側のインフレですが…
トルコリラ安によって海外からの仕入れ値が上昇したことが大きな要因のようです。
この通貨安に関してですが…
本日、国際金融機関IIFが2021年末のドルトルコの適正価格を7.5から9.5に引き上げました。
引上げた理由ですが 3月のアーバル前総裁の解任が引き金となったようです。国際金融協会IIFがトルコリラ（ドルトルコリラ）の適正価格を9.5に引上げ#トルコリラ#USDTRY https://t.co/9Z5GMFuslM
— 大王 トルコリラと地獄の日々 (@daiobn) May 3, 2021
ドルトルコが9.5まで上昇した場合…
トルコ円は…
（ドル円が110円ぐらいだとして）
トルコ円＝110÷9.5＝11.57円
ぐらいまで下落することになりそうです。
アーバル前総裁の解任が、相当なダメージとなっていますね。
これさえなければ、IIFの予想ではドルトルコ7.5ぐらいで収まっていたはずなのに…
マジ、エルドアンのバカヤローとしか言いようがありませんね。
最後にチャート状況をお知らせします。
TRYJPY,USDTRY1時間足チャート
インフレ発表前後で…
若干トルコリラ売りに傾いたようで…
ドルトルコが8.3付近まで上昇し…
トルコ円は13.1台を一時割り込みそうになっています。
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