2017年1月21日土曜日

ジャンクに備えトルコ国債CDS(クレジットデフォルトスワップ)を調べてみました。

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トルコ戦士の皆様


年始からのトルコリラの暴落で・・・

世間ではトルコリラがいよいよデフォルトするのではないかと心配の声が上がっているようです。


結論から言いますと・・・

トルコリラという通貨自体はデフォルトはしません。

デフォルトというのは債務不履行という意味で要するに借金返済不能ということです。

で、じゃあ何がデフォルトするのかというと・・・

トルコ政府が発行するトルコ国債が債務不履行という状態をデフォルトするといっているのです。

国債についてはこちら
ジャンクを喰らった記念に国債とは何か?ガキでも分かるように考えてみました。」


ですから、デフォルトになるとトルコリラの通貨の価値は下落しますが、消えてなくなる訳ではありませんので、この部分に関してはご安心ください。


それで、来週の1月27日にフィッチ社の格付けが発表されるのですが・・・

この格付けというのがトルコ国債に対してのものなのですね。

ですから市場ではこの格付けを心配してデフォルトが”どうのこうの”と聞こえてくるわけです。

格付けについてはこちら
ムーディーズ社、トルコの地獄の格付け発表前に勉強しました。


今回は国債がどんな状況にあるのかが分かるバロメーターがありますので、このことについてお伝えしたいと思います。

例えば国債がデフォルトになった場合、当然、その国債を買った人にはお金が戻ってきません。

それを防ぐために保険を掛ける訳ですね。

国債を買った人が万が一デフォルトになった場合に備え保険をかけて損失を防ぐ訳です。

この保険のことをCDS(Credit default swap・クレジットデフォルトスワップ)といいます。

で、簡単にいうと、国債のランクが高いほど、デフォルトになるリスクは低いのでCDSは安い訳ですね。

イメージでいうと、車の任意保険って若い人ほど、そして事故を起こした回数が多いほど危険ということで保険料が高いじゃないですか。

CDSもこれと一緒でデフォルトの危険があるほど高くなります。

よって、このCDSの数字を見ればその国債の危険度が分かります。

細かいことを言うときりがないので・・・

基準だけ言います。

400bp(保証料率4%)・・「危険」
200bp(保証料率2%)・・「要注意」

こんな感じです。
400という数字を頭にいれて置いてください。
ここを超えるとヤバいと理解できればオーケーです。



こちらの方に専用ページを設置しています。
トルコ国債CDSチャート




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