トルコリラ用
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2016年9月25日日曜日

ジャンクを喰らった記念に国債とは何か?ガキでも分かるように考えてみました。

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トルコ戦士の皆様

今回、トルコがムーディーズ社によってジャンク級に格付けされました。

それで大王のところに「トルコリラはこれで紙くずになるの?」とある戦士の方からご質問を頂いたので、今回はこの質問について考えてみたいと思います。

そもそも、今回のジャンクというのはトルコという国、トルコリラという通貨がジャンクになった訳ではありません。
じゃあ何がジャンクかというとトルコ共和国が発行する国債の格付けがジャンク級という。要するに評価が落ちた訳です。

国債とはそもそも何なの?

国債とは、簡単にいうと国が発行する債券です。
で、どんな場合に発行するかというと・・・
例えば、四国と九州を結ぶようなドデカい橋をつくる場合、さすがの日本でも、そんな金は簡単には用意できない訳ですね。
こういう場合が国債の出番です。

仮にこの橋に100億円必要だとした場合・・
100億の軍資金を得るために、1口100万円で国債を10000口発行する訳です。


ただし、国債には条件をつけます。
例えば年利1%で10年後に100万円支払いますという感じで・・・

この10年後というのが、よく聞く10年債とかいうものです。

この国債を銀行や個人が購入する訳ですね。


世界の国の10年債の利回りは?トルコ国債の位置づけ)

分かりやすいように表にまとめてみました。

世界各国10年債
国 名
利回り備 考
アメリカ
1.620
イギリス
0.725  
ドイツ
-0.085
オーストラリア
2.067 
ニュージランド2.410  
日本-0.049
韓国1.502
中国
2.781
ブラジル
11.870ジャンク
トルコ
9.300  ジャンク
インド
6.966
ロシア
8.200ジャンク
南アフリカ8.565
2016年9月25日調べ

見てお分かりのように、先進国ほど利回りが低いですね。
要するに信頼のバロメータになる訳ですが・・・
日本やドイツなんか利回りがマイナスです。

そして今回トルコ国債がジャンクになった訳ですが・・・
要するにトルコ国債を購入しても、きちんと条件通り返却してもらかどうか信頼できない可能性が高いからジャンクだよということなのです。

ジャンクは分かったけど誰がマイナスの国債なんて買うの?
恐らく誰がもこう思うはずですが・・・
世界にはいる訳です。

例えば戦士の皆様、もしご自身が10億円現金で持っていたとしますとどうされますか?

まず家に置くには、置き場所結構スペース取りますし、何百万もする金庫も必要ですよね。
第一、火事とか盗難とか心配で気が気でなくなるはずです。

じゃあ銀行に預けるかとなりますが・・・
銀行は潰れる可能性があります。10億預けて潰れられたらシャレになりません。

じゃあ株でも買うかとなると・・・
それはもっと危険です。天下のJALでさえ紙屑になったのは記憶に新しいと思います。

じゃあ不動産でも買うかとなりますが・・・
これも、地価は変動するし建物は年月経過で価値は落ちる。
また購入するのも相当手続きが面倒です。

あれこれ考えると、どれもリスクがあるわけです。

そこで世界の欲深い金持ちはもっとも安全で潰れる可能性が低く安心できるものはと考えます。

結局今のところ国というものが一番安心ということになりますね。
国が潰れるというのは余程ことが無い訳ですから・・・

そこで国が発行する債券に行き着くわけです。

個人感覚でいうと確かに10億も持っていれば利子なんて入りませんね。
普通に死ぬまで食えます。

10億を安全に預かってくれるなら少々のマイナス金利ならいいかとなる訳ですね。
国債のメリットしては簡単に換金できることです。株のように売買もできるで非常に便利です。


最後にトルコ国債と日本国債を比較して考えると・・
例えば日本国債が利回り1%、同じくトルコ国債が利回り1%だとすると・・・

余程のバカでもない限りトルコ国債を買う人なんていません。

なにせ、テロやクーデターが起きる国の債券を日本と同じ利回りで買うのはアホとしか言いようがありません。

ですからトルコは利回り上げて買ってもらうしかない訳ですね。

で、大王のような金の亡者が利回りがいいから儲かるぞ思ってトルコを買って、見事に撃沈している訳です。

大王の場合は債券でなくトルコリラですが、考えとしては同じようなものです。

まとめとしまては、本当の金持ちはトルコなんて買わないということに仕方ないけどなる訳です。

しかし、大王のような下界に住む人間が一旗あげるにはやはりリスクを取らないとどうにもならないので・・・

これからもトルコちゃんに頑張ってもらうしかありませんということでまとめさせて頂きたいと思います。

長文、長々とお付き合いして頂きありがとうございました。








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2 件のコメント:

Mike.T さんのコメント...

大王様
こんにちは

また力の入った記事ですね。月曜の下窓は両建て派でもストップロスに当たりはしないかと恐怖の対象です。

ところで10月からM2Jの売りスワップがGMOに負けちゃった場合、GMOで売りを立て直したとして、そこで南アランドの両建てもやっている際に妙な結論になるんです。

拙サイトに記事を上げましたのでご意見を頂けると幸いです。

トライザーキーパー さんのコメント...

大王様

素晴らしい力のこもった内容をありがとうございます。最初に読んでいればトルコリラを買わなかったのに!(笑)
というのは冗談として、多くの投資家のストップロスは33円ちょうど位の筈なので、取りあえず32円台後半まで耐えられるようにしておくことで乗り切れるかどうかというところですかね。33円前半で推移してからジリ上げを希望したいところ。またジリジリ下げられるより一気にいってもらった方が買い直しはしやすいですが大損です。
安倍さんのトルコに引き続き投資する姿勢と、アメリカの格付け会社の評価が違いすぎるのはいかんことです。