トルコ戦士の皆様
イマモール逮捕でトルコリラが弱まっている中、頼みのドル円が150円台に回復しています。
USDJPY日足チャート
これマジありがたいですね。
このドル買いは昨夜発表された米サービス部門PMIの結果が54.3で予想の50.8を大きく上回りインフレの兆候が現れたことが要因だそうです。
とにもくにも、今はドル円にしか頼めない状況ですので、さらなる上昇を期待するしかなさそうです。
今日のドル円に関してはこれから発表される日銀金融政策決定会合議事要旨とNYタイムで発表される米3月消費者信頼感指数に注意したいです。
それからトルコリラのほうですが
TRYJPY,USDTRY日足チャート
トルコ当局が介入してドルトルコの上昇を押さえているようです。
ただ、介入も限界がありますのでじわじわとドル買いが優勢になりそうですね。
トルコ円のほうはドル円に助けられる形で再び4円に接近しています。
今回のイマモール逮捕の件ですが・・・
容疑は「汚職の疑惑」と「テロ関連の疑惑」で拘束され、逮捕に関しては汚職でしょっ引かれた状況です。
で、汚職の内容ですが詳しい内容は発表されておらず、公的資金の不正使用や不正な契約の締結などの汚職行為を行ったと報道されています。
テロに関しては、イスタンブールの39地区でクルド系の政治家を市議会候補者リストに含めたことが、テロ関連の捜査の根拠になっているそうです。
クルド系というのはトルコ総人口の約15〜25%ほどいると考えられていて、ある種の隠れ霧スタン状況みたいなもので、トルコ人10人いたら1~2人ぐらいはクルド系という感じですね。
トルコ東南部がクルドの拠点ですが、大都市に移住している人が多く実際イスタンブールには約300万人のクルド系住民がいるとされます。
こういう状況ですので、イマモールとしてもクルド系を除外するとかおそらく無理なんですね。
エルドアンサイドとしては、クルド系と絡んだらテロ容疑と難癖をいくらでもつけれるわけで、ある種の便利な道具になっている感じですね。
今回の件は欧米から非難されており、格付けにも影響が出ることになりそうで・・・
来月格付けを発表する予定のS&P社が早くも大きな懸念を示しました。
これで、格上げの可能性は消滅ですね。トルコの政治混乱、経済改革の後退招くリスク S&Pが警告 https://t.co/o46Qga7BZy
— 大王 トルコリラと地獄の日々 (@daiobn) March 24, 2025
折角、ここまでシムシェキ陣営が立て直してきたのに、これまでの頑張りがエルドアンのおかげで水の泡になりそうですね。
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