トルコリラ用
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2017年11月23日木曜日

2017年トルコ経済とトルコリラの行方(エルドアン退陣予想)

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トルコ戦士の皆様

覚えておられますでしょうか!?

昨年のトルコリラ20%下落を見事に的中させたエミン先生を・・
まとめ「トルコ経済の最新情報とトルコリラの行方 2016年春」
「トルコリラが20%下落した場合をシミュレーションしてみました。」

エミン・ユルマズ先生が・・
15周年を迎えられたセントラル短資FX社主催のセミナーに7月10日に登場されました。
『エミン・ユルマズ氏に聞く、トルコ経済とトルコリラの行方』

エミン先生のセミナーは昨年3月以来のとなります。
セントラル短資FX社の試みは本当にありがたいですね。
おそらく、こういうトルコセミナーを実施しているのは・・
ここだけではないでしょうか。
FXダイレクトプラス

最近はトルコにも力を入れられているようで・・
スワップ・スプレッド・1000通貨対応と申し分のないスペックです。
セントラル短資FX
トルコリラ円TRYJPY
スワップ買い83円
スワップ売り-95円
最小取引通貨単位1000通貨
スプレッド2.5~6.0銭
証拠金4%
※2017年11月23日調べ

今回、エミン先生のセミナー内容を紹介するのですが・・
さすがにエミン先生も2017年7月地点で・・
トルコと欧米の関係がビザ停止、ザラブ問題、NATO問題等で・・
ここまで悪化するとは予測していなかったようです。

ただトルコ情報としては大変貴重なものですし・・
希望の光を感じる内容ですので・・
7月の内容で少し古いのですが・・
あえて紹介したいと思います。

戦士の皆様が一番気になる情報をいくつかピックアップします。
(以下はエミン先生が7月10日地点での内容です)

①トルコリラの見通し
(エミン先生の話した言葉どおりの言い回しで再現しています)
  • トルコリラは今年の1月に底打ちしたと思っている。(理由としてはフィッチのジャンク格付けで悪材料出尽くし、さらにトルコ中銀が外貨準備高を利用しトルコリラ下落を止めるため介入しているので・・)
  • トルコは経済信用があまりなかったため短期借入のほうが多かったが、経済規模が大きくなって資金調達がしやすくなっている。さらに金利を高めていることも資金調達しやすくなっている。
  • トルコのデフォルトリスクはないと思っている。理由はトルコはデフォルトしたことがないから・・実はトルコ共和国は消滅したオスマン帝国の借金まで払っている国である。
②4月のトルコ国民投票で見えたもの
トルコ国民投票結果、エルドアン勝利!(早くも不正疑惑でやり直し要求)
  • 接戦でエルドアン大統領が勝利
  • トルコの大都市イスタンブール、イズミル、アンカラ、アダラではエルドアン反対票が多かった。この地区は製造業観光業が集中しているところでエルドアンのシリア政策、ロシア問題でダメージを受けた人々が反発したことが理由である。
  • 特にエルドアンの地元イスタンブールでは94年から負けたことがなかったのが今回は負けているのは象徴的である。
  • 2019年にこの状況で選挙をやるとエルドアンは恐らく負けるであろう。イスタンブール、アンカラ、イズミルで負けた政党が選挙で勝つのは難しい。

③質疑応答
(エミン先生の話した言葉どおりの言い回しで再現しています)

質問 インフレが起きデノミが行われた場合FXはどうなるのですか
答え 
デノミが起きた時、トルコは変動相場でなかったので2001年時点では恐らくトルコリラのFXは存在していなかった。今は変動相場なのでそういうこと(デノミ)は起きないのでFX取引は急落、急上昇はあるけれど、恐らく通常通り行われるのではないのかと思います。

質問 この利回りはつづきますか?
答え 
この状況が続きているかぎりこの利回りは続くと思いますし、さらに上昇する可能性も十分あると見ています。
中銀の動きはエルドアン大統領の意に反することだと思いますが、中銀の独立性は?
エルドアンの意に反するように見えるのですが、実はエルドアンも1ドル=4リラは絶対に避けたいと思っているはずですので、この辺はコンセンサス(意見一致)していると思います。

質問 1,2年後のトルコ円はどのぐらいの位置になっていると思いますか


答え 
私のシナリオ通り、トルコでクーデターが起きない、トランプが中東で新たな戦争を起こさないという前提条件でいけば、トルコは年内35円まで上昇・・さらにエルドアン政権の政権交代が起こればトルコは50円まで戻ると思っている。いつ政権交代が起きるか分からないが、もしかしたら解散総選挙という可能性もありますので、それも踏まえてそろそろエルドアン政権は交代が近いと見ています。

質問 ポスト・エルドアンやエルドアン後の不安はありませんか?
答え
不安はありますが、基本的にトルコリラの下落というのはトルコの政権交代のバロメータです。過去にもこうして大きく切り下げられる場面が10回ぐらいありましたが、それが起きるたびに政権が交代しています。基本的に足元の下落も政権交代のバロメータなので・・基本的に政権交代したらAKPが2002年に生まれたようにそのあと通貨が安定し上昇したように、つまりその後には通貨が上昇する局面が多い。むしろエルドアン政権が変わった方が通貨が上昇すると思っている。


質問 トルコリラ円の最低見込み額が最低22円位というお話をされていたのが気になるのですが?
答え
最悪のシナリオが2つあって、1つはもう一度クーデターが起き今度は激しい戦闘が起き万単位の人が亡くなるとかこういう内戦状態に陥る場合、それでも22円ぐらい。ただ基本的にはクーデターは起きないんじゃないのかと思っている。
もう一つはトランプがサウジに武器販売契約を結びイランに対しての態度が厳しくなっていて、可能性として20~30%と見ているがイランとサウジのテンションが高まり大きな中東戦争に発展しそこにトルコが絡んでしまった。こういうリスクシナリオが起きた場合は可能性がある。22円というのはアルマゲドンシナリオで、既存のシナリオとしてはトルコリラは底打ちしたと思っている。


質問 ローザン条約での地下資源開発自粛は2023年解除されますか?
答え
ローザン条約の話はデマです。信じないでください。

以上がエミン先生のセミナー内容となります。


7月時点でのエミン先生の予想はトルコリラ上昇という予想でしたが・・
予想外の欧米との関係悪化がおきてしまい。
非常に残念な結果になっています。
エミン先生の最悪のシナリオでイラン絡みがでています。
まさにこれこそ、今のザラブ問題の根底に流れているものですね。
レザ・ザラブ!エルドアン関与供述(イラン制裁違反)
ザラブ問題でエルドアン関与に関する証拠




戦士の皆様・・
今の状況打破するには、エルドアン大統領の退陣しかなそうですね。
2019年の選挙では負ける可能性が高いようですので・・
ここまで、なんとかこの相場をしのいでいきたいですね。

最後になりますが・・
このセミナーを提供してくれたセントラル短資FX社は・・
11年連続でJCRより長期発行体格付を取得しております。
(FX専業業者でJCRから長期発行体格付を得ているの唯一の会社)


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