2021年12月1日水曜日

悲劇!エルドアンの対抗出来るようなカリスマがいない(追記、トルコ中銀介入開始)

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トルコ戦士の皆様


トルコリラのほうですが

また嫌な雰囲気になってきています。

TRYJPY,USDTRY4時間足チャート








ヨーロッパタイムに入り
トルコリラ売りが強まっているようで

ドルトルコが史上最高値に接近しており
トルコ円が下向きに傾いています。

この感じだと
ドルトルコの14ブレイクも時間の問題となりそうですね。

このトルコリラ安の元凶であるエルドアンは

ここところ…

事あるごとに利下げ発言を連発しており

市場は今月16日に発表されるトルコ中銀政策金利で

利下げが行われるのではと、警戒が高まっているようです。

エルドアンは2023年の選挙まで、金利が下がり続けると

吠えており…

そして、今のトルコリラ売りは外国の陰謀とし

おまけに、金利は自分が決めたじゃないと

よくも、ここまで…

身勝手な振る舞いがまかり通すことができるのか

不思議でない状況ですが

やはり、これがある種のトルコの弱点のようです。

本来ならすぐにでも

政権交代という感じなのですが

それができないのは

エルドアンに対抗できるような

カリスマがトルコ野党陣営にはいないようです。

この辺り宗教が絡んでまして

トルコのイスラム信仰を鑑みると

トルコ野党の西洋かぶれ的な世俗主義を嫌う民が大勢いるようです。

西洋かぶれの代表格が第1野党CHP党で…

イスラム信仰の厚いトルコの民は

このCHP党に対して、アレルギー反応を示しているそうです。


エルドアンがやろうとしていることは

トルコの大勢の民が信仰するイスラムを守ろうぜと…

ある種のアイデンティティ意識を高め、トルコの民としての帰属意識を
高めようとしている戦法ですね。

この帰属意識というのは

ある意味、愛国心的ものですので、これを上手く利用するエルドアンを

野党がぶっ壊すの簡単ではなさそうです。

それでも野党は、今のトルコリラ崩壊状況が

エルドアンをぶっ壊す絶好のチャンスだと踏んでいるようで

解散総選挙を実現しようと、猛前進しているようです

今週、これを求める集会を開きわけですが

果たして、どれくらい群衆が群がるか

大注目ですね



追記、トルコ中銀が介入開始したようです

情報源 FXプライムbyGMO(会員限定)




TRYJPY,USDTRY4時間足チャート







18:45時点
介入によって
トルコ円が9円台に回復しているようです


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