2019年5月1日水曜日

エルドアン大統領!他人事ではないベネズエラのクーデター

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トルコ戦士の皆様



エルドアンにとって他人事ではない事件が起きています。

ベネズエラでクーデター


ベネズエラでグアイド国会議長がマドゥロ独裁政権に対してクーデターを呼びかけ、暴動が起きています。ただ軍はクーデターに同調せず、今回はグアイド議長の空振りになったようです。
この件ですが、トルコにも大きく関係しています。


トルコ、ベネズエラの件でアメリカを非難

このクーデターを起こそうとしたグアイド議長をアメリカは支援しており、米ポンペオ長官はクーデターを支持する表明をしています。

要するにアメリカは反乱を起こしたグアイド議長を暫定大統領と認め、このクーデターをけしかけている立場です。

一方エルドアン大統領は、大統領は選挙によって決めるもので、クーデターなどは許されないと非難しています。なおアメリカがグアイド氏を暫定大統領と認めたことも、反対する姿勢を示しています。
ベネズエラ問題でトルコは反アメリカ側に回りマドゥロ大統領を支持

トルコのクーデターにアメリカ関与疑惑


このブログを以前から見てくれている方はご存じでしょうが…

トルコでも、エルドアンの命を狙った軍のクーデターが起きています。

この時もアメリカがクーデターをけしかけたのではという疑惑があり…
トルコ軍クーデター、アメリカ関与疑惑


クーデターの主犯とされるギュレン氏はアメリカにかくまわれている状況です。
トルコはギュレン氏の引き渡しを求めていますが、アメリカは応じる気はないようです。

ある意味、ギュレン氏はアメリカにとってトルコを牛耳る最強カードです。

それで…
トルコ軍のクーデターの危機を間一髪で逃れたエルドアン大統領ですが…

実はこのクーデターの情報を一早く察知し情報をエルドアンに提供したのが、ロシアのプーチン大統領だったようです。

それででしょうか。
クーデター後、エルドアン大統領とプーチン大統領は急接近し、トルコとアメリカの距離が離れることになりました。


今回のベネズエラの件はエルドアン大統領にとって他人事ではありません。
要するに同じようなことが、以前起きており、これから、また起きるかもしれませんので…

ですから、エルドアン大統領はベネズエラの独裁者マドゥロ氏を支持し、アメリカの内政干渉を非難しているわけです。

それから、このベネズエラの件で、原油が上げているようです。
このことは、原油輸入国であるトルコにとって向かい風となりそうですね。

民主主義を称えるエルドアン大統領


最後ですが…
エルドアン大統領は今回のベネズエラの暴動を受け…

民主的な選挙によって大統領は変わることができるとツイートを飛ばしています。


こういう風に、選挙による民主主義を称えているわけですが…

なんと皮肉なことでしょう。

現在エルドアン大統領はこの選挙(地方選)によって、三大都市で敗れトルコの民から三行半を突きつけられようとしています。

なお、あろうことかこの敗北を認めようとせず、再選を要求するという茶番を起こしています。
【最新】トルコリラ円週間見通し「注目!イスタンブール再選はどうなるか」

イスタンブールの再選は5月3日までにどうなるか審判が下される可能性があるようです。
エルドアン大統領の運命がどうなるか…
大注目ですね。


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