エルドアンの面目、丸潰れ！インフレ対策の効果ナッシング

トルコ戦士の皆様

先程、発表されたトルコ指標の結果です。

16:00トルコ2月消費者物価指数前年比

前回+48.69％

予想+52.50％

結果+54.44％

16:00トルコ2月生産者物価指数前年比

前回+93.53％

結果+105.01％

やはりというか

インフレは加速しており

前回、予想より高い結果となりました。

仕入側のインフレ率である生産者物価指数は

100％を超えており

単純に、日本円で表すと

昨年度100円で仕入れていたものが

200円に上昇している状況になっています。

今回のインフレ率は2002年以来の高水準となっており

トルコ国民の不満が相当高まっているようです。

で、発表されるデータに関して

実際はもっと高いインフレ率である可能性が高いようで

トルコ当局から発表されるデータは操作されていると

疑義を持たれています。

今回の結果を見る限り

エルドアンのインフレ対策は大した効果はなかったようです。

→エルドアン・インフレ対策発表！以前よりだいぶマシな感じです

皮肉なことに

今回のインフレ上昇結果要因が食品価格の上昇で

２月の食料価格は前年比で６４．４７％上昇していたそうです。

これこそ、まさにエルドアンの面目、丸潰れです。

とにかく、この結果を受け

また国民の不満が高まる可能性が高いですので

選挙に勝つためエルドアンがなんらかの小細工をしてきそですね。

→エルドアン、インフレ率に不満！トルコ統計研究所のトップを解任

チャートの状況ですが

TRYJPY,USDTRY4時間足チャート

インフレ率発表前からトルコリラ売りが

強まっており

ドルトルコが抵抗ラインを超えようとしています。

現在、市場はウクライナとロシアの停戦協議の結果を

見極めようとしており、内容によっては

チャートが大きく反応する可能性がありますので

ここから先は警戒を高める必要がありそうです。

特にドルトルコが一気に跳ね上げる可能性がありますので

ご注意ください。